シチュー

ぽつりぽつりと街灯が点きはじめて
路肩で夜風とすれ違う
不意に埋めたコートのポケットに
忘れ去られてたレモンキャンディー

「おかえり」暖かい部屋と声
グツグツと懐かしい音がする
さぁシチューができたよ
今夜は少しお話でもしようか

思えば二人で 何かを探して
必死に歩いてた 後を追われるかのように
焦ることないさ ゆっくり行こうよ
手を合わせて 今までと同じ僕らでいい

移り変わる季節と共に想いもまた旅を続ける
その中でも変わらないこと 親友と呼べる君がいる

心地よいまどろみに凭れて
曇ったガラスを撫で静寂を見る
漏れた明かりを吸い込む一面の白
今年初めての雪が舞ってた

日付が変わって また明日が来て
この時もやがては記憶の片隅に消えていく
言葉よりも 想い出よりも
大切に思える今を見つけに行こうよ

同じ時 同じ歌を歌い過ごせる日々の幸せよ
「ありがとう」なんて今更だね でもたまには必要だから
移り変わる季節と共に想いもまた旅を続ける
その中でも変わらないこと 親友と呼べる君がいる


2006.11.23『4年後の未来へ』収録


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